外壁塗装のキホン

外壁塗装の豆知識

外壁塗装の知っておいて損はない豆知識をご紹介します。

覚えておいて損はない家の名称

家の名称

名称 解説
屋根(やね) 建物の上部を覆う構造物を指します。
一般住宅に多い傾斜のついている屋根と平らな屋根の2種類に分けられます。
破風(はふ) 屋根と外壁との間にある板を指します。主に木製です。
軒天(のきてん) 屋根の外壁からはみ出ている軒先部分の裏側を指します。
下から上を見上げる天井の事を軒天といい、上げ裏とも言われます。
外壁(がいへき) 建物の外側の壁を指します。数多くの種類がありますが、塗料による塗装で保護されています。
霧除(きりよけ) 雨や霧が入り込まないように窓や玄関の上部にある小さな庇(ひさし)を指します。
窓廻り(まどまわり) 主にサッシや木で出来ている窓のまわりの部分です。
戸袋・雨戸
(とぶくろ・あまど)
雨戸は、雨風を防ぐために窓の外側に立てる建具です。
防犯の意味もあります。
戸袋は、雨戸をしまう場所を指します。
ベランダ アルミや鉄・外壁と同じ素材で出来ています。
玄関ドア アルミ・鉄・木製など様々な素材で出来ている出入り口です。
雨樋(あまどい) 雨水を屋根から下まで誘導して排水する部材を指します。
主に塩ビ製で、下に流れる縦の樋を縦樋・屋根の破風についている雨樋を横樋と言います。

外壁塗装に適した季節は?

以前は、真冬や梅雨時には外壁・屋根の塗装は向かないと言われていましたが、塗料の技術的な進歩により季節関係なくいつでも施工できるようになりました。
気温や季節による性能の変化はありませんが、真冬や梅雨時は他の季節に比べて多少のデメリットがあります。

時期 メリット・デメリット
1~3月 地域によっては気温の低下・降雪の影響で、塗料が乾きづらく施工期間が延びる事があります。
4~5月 晴天も多く気温・湿度も適度に安定している梅雨入り前までは、外壁塗装工事に最も適しています。塗装業者はこの時期は特に忙しくなります。
6~8月 雨天時は工事を行いませんので、工事期間が延びることがあります。
また、梅雨の時期は雨も多く高温多湿となり塗料の伸びが悪くなり、技術力の高い塗装職人でないと仕上がりに差が出る場合があります。
9~12月 秋から冬の初めにかけては晴天も多く安定した気候が外壁塗装に適しています。

建物への水の浸入と健康の関係

風化や劣化でヒビ割れた外壁から入り込んだ水は、酷くなるとどんどん建物の内部に染み込んでいきます。 さらに水の浸入が進むと、土台や柱を腐食させて建物を弱らせていきます。
水の浸入の影響は、建物だけには限りません。水が浸入して常時湿った場所(断熱材等)には、コウジカビやクロカワカビなどのカビ菌の繁殖、ダニの増殖を招きます。

カビは一般的に、温度が20℃~30℃・湿度が60%~80%という条件が揃うと繁殖すると言われています。 カビが繁殖する環境下では必ずダニも発生します。
また、ダニの糞や死骸・カビの胞子などが人の体内に入り込み、シックハウス症候群などのアレルギー症状の原因になるのです。

コーキングの亀裂からの浸水していました。

カビ・ダニが原因で発症するアレルギーの代表的なものとして、アレルギー性結膜炎・アレルギー性鼻炎・アレルギー性ぜん息・アトピー性皮膚炎などがあげられます。 大人よりも免疫力の弱いお子さんがいるご家庭では注意が必要です。

水が建物内部に浸入してしまうと、建物の寿命を縮めるだけではなく住んでいる人の健康にも悪影響を及ぼします。 このようなことになる前に、外壁・屋根の塗り替えを定期的に行い、快適で安全なマイホームにしましょう。

市販の塗料と業務用塗料はどこが違うの?

ホームセンター等の量販店で手に入る塗料は、誰でも購入することができ素人の方でも塗装することができます。
下塗りする必要もなく錆止めも配合されているので扱いやすく手間も掛かりません。
しかし、耐久年数は業務用に比べて格段に短く約3年程度で、素人の方が外壁や屋根の塗装をするには向いていません。

それに対して業務用塗料は、経験・知識・技術がないと取り扱うのは困難で、下塗りや錆止めは別工程として行わなければいけません。
塗装専門職人が下塗り・中塗り・上塗りなどの様々な工程を経て塗装することで、塗料の持つ機能を活かし綺麗な塗膜を確保することができます。

環境や身体にやさしい塗料

悪質な業者は、場合によって一般に販売されている塗料を使用して作業することがありますので充分にご注意ください。

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