外壁塗装のキホン

外壁塗装は何にいくらかかる?
費用の相場を紹介

外壁塗装が必要と言われたけど、「どれくらいの費用がかかるんだろう?」「どうして塗装が必要なの?」といった疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。
外壁塗装が必要な時期にもかかわらずお金がかかるからと、工事をせずにいるとどうなるのでしょうか。
今回の記事では、あなたのそんな疑問にお答えします。

なぜ外壁塗装が必要なのか、外壁塗装の費用は何にいくらかかるのかを詳しく見ていきましょう。

外壁塗装が必要な理由

そもそもなぜ外壁塗装が必要なのでしょうか。
見た目をきれいに保つのはもちろん大切なことですが、それ以上に大切な理由があります。
その理由は「保護」です。外壁は常に雨や風、紫外線などにさらされながら住宅を守ってくれています。
塗料を塗ると表面に塗膜ができます。その塗膜が防水機能を持っており、住宅を守っています。

表面の塗膜が劣化することで、外壁の内部に雨水が侵入してしまいます。外壁に雨水などの水分が侵入すると、内部の断熱材や木材が腐ったりカビや苔が繁殖する原因になったりします。
内部が腐ったり、カビや苔が繁殖してしまうと、表面を塗装しただけでは意味がなく、外壁の貼り替え工事が必要になってしまう場合もあります。
その場合、塗装よりももっと高額な工事費用がかかることになるので注意が必要です。さらに放置していると、家自体の寿命を縮めてしまいます。
適切な時期に適切な工事を行うことがとても大切なのです。

外壁塗装の費用相場

外壁塗装の費用相場
外壁を塗装する場合、費用は最低でも80万円はかかると考えておきましょう。
実際にはもっと高額な費用がかかるケースもあります。

80万円という金額はあくまで最低限かかる費用の目安なので、実際にかかる費用は専門業者の見積もりを取って確認してみてください。

外壁塗装の費用の内訳

外壁塗装費用は80万円以上かかるということはお伝えしましたが、実際にどのような費用がかかるのでしょうか。
外壁塗装費用の内訳を見ていきましょう。

材料費

材料費
まず、どのような工事であっても必要なのが材料費です。
外壁塗装で必要な材料といえば、塗料です。
外壁塗装費用の内訳の約20%程度が塗料代と言われています。
塗料には、さまざまな種類のものがあり、どのような塗料を選ぶかによっても費用は大きく変わってきます。

塗料ごとの費用相場を下の表で紹介します。

塗料 アクリル ウレタン シリコン フッ素
費用相場
(1缶あたり)

3,000~15,000円

5,000~20,000円

10,000~40,000円

40,000~100,000円

耐用年数

3~5年

5~6年

5~10年

10~20年

塗料の種類は費用だけで選ばず、耐用年数も考慮しておくことをおすすめします。
費用が安いからと安易に決めて、数年で再度塗装が必要になってしまってはかえって費用がかかってしまいます。
耐用年数と金額のバランスを考えて塗料を選びましょう。

足場代

外壁の塗装をするのに必ず必要なのが、足場。
この足場を組むのには、足場の組立て等作業主任者(国家資格取得)の配置が必要なほど重要かつ難しい作業です。この足場をしっかりと組むことで、安全で効率的な塗装作業が可能となります。
足場代の費用相場は、1平方メートルあたり700〜1,000円ほどです。平均的な戸建住宅の場合の足場代は20万円前後と考えておきましょう。

人件費

外壁塗装工事は、もちろん塗装をする職人が作業を行います。そのため、必ず人件費が必要になります。
外壁塗装の人件費は、1日1人あたり15,000〜20,000円ほどが相場と言われています。
工事の日数や作業する職人の人数による差はありますが、人件費で約30〜50万円ほどの費用がかかります。

その他の費用

材料費、足場代、人件費以外にかかる費用をその他の費用とします。その他の費用には、営業マンの経費や施工業者の利益分などが相当します。
この費用は、業者によってまちまちですが、30万円ほどが相場です。

外壁塗装業者選びの注意点

次に、外壁塗装を業者に依頼するときに注意しておきたいポイントを紹介します。

大きな値引きをしてくる業者には要注意

「今なら足場代を無料にします」「本来は150万円ですが、今すぐ契約してくれたら50万円引きの100万円で施工します」などのように大きな金額の値引きを提示してくる業者には注意が必要です。
「なぜそこまで安くすることができるのか?」を業者に聞いてみましょう。
外壁塗装には、人件費や塗料などの材料費、足場代などのように必ずかかる費用があるため、大幅な値引きは難しいのです。
それにも関わらず最初の見積もりよりも大きな値引き額を提示された場合は、本来1週間近くかかる工事を3日程度で終わらせていたり、規定よりも少ない塗料で施工したりといった工事を行っている可能性もあります。

ホームページを見て不安要素がないかチェック

外壁塗装の依頼を検討している業者がある場合は、その業者のホームページを隅々までチェックしてみましょう。
そこで働く職人がどのような資格を持っているかなどはチェックしておきたいポイントです。従業員のプロフィールや顔写真などが掲載されていると、より信頼できる業者と考えられます。
業者のホームページだけでなく、ネット上の口コミなども大きな判断材料になります。良い評価があるか、悪い評価がないかを事前にチェックしておくことをおすすめします。

外壁塗装をDIYでする時の注意点

外壁塗装費用を安く抑えたい時の注意点

高額な費用のかかる外壁塗装ですが、少しでも安く抑えたいと思うあまりに起こってしまう失敗があります。
よくある安く抑えようとして失敗したケースを紹介します。

グレードの低い塗料は避ける

外壁塗装の費用は、塗料と施工範囲が大きく金額に影響します。
そこで、少しでも安く抑えようと安い塗料を安易に使ってしまうのは避けましょう。
塗料の価格は、その塗料の耐用年数を考慮して設定されていることが多いです。したがって、安い塗料は比較的耐用年数が短い傾向にあります。
安い塗料で施工することで、またすぐに剥がれなどの劣化が起き、再度工事の必要が出てきてしまう可能性があります。
かえって費用がかかる結果になるので、塗料選びは慎重に行いましょう。

急いで契約しない

訪問営業で外壁の塗装工事をした方が良い、と言われたことがあるという方も少なくないのではないでしょうか。
訪問営業では、外壁塗装のメリットばかりを並べ立てて契約をさせるような営業の方法を取っている業者も少なくありません。
急いでその場で契約をしてしまうと、あとから話が違っていたり、高額な費用を請求されたりというトラブルになりかねません。
できるだけ複数の業者の見積もりを取ったり、工事に関する疑問点を解消したりして、納得してから契約をしましょう。

過度な値切りはしない

外壁塗装の費用見積もりは、交渉をすることで値切ることが可能です。
しかし、いくら値切りができるからといって過度な値切りをすることは避けましょう。
業者にも儲けが出ないと商売として成り立たなくなってしまいます。適正な範囲内での値切りにとどめておいてください。
費用を安く抑えたいからという理由での過度な値切りは、業者とのトラブルや手抜き工事の原因になることもあるので注意しましょう。

節約のためのDIYは危険なことも

外壁塗装費用を安く抑えようとして自分でやるのは、危険な場合もあります。
確かに、DIYですれば費用を安く抑えられるというメリットがあります。しかし、それ以上のリスクがあることも頭に入れておきましょう。
高所での作業は、転落や怪我などの危険が伴います。慣れていない人が塗装すると、見た目が悪くなったり耐久性が悪くなったりといったリスクも考えられます。
不安な人は、専門の業者に依頼しましょう。

外壁塗装のDIY

外壁塗装費用の相場に関するまとめ

外壁塗装の費用相場や費用の内訳、業者選びの注意点について解説しました。
外壁塗装には高額な費用がかかるもの。しかし、外壁の劣化を放置し工事をしないでいると、家自体の寿命を縮めてしまう原因にもなりかねません。大切な家で長く住み続けるためにも、外壁塗装はとても大切な工事なのです。
できるだけ費用を抑えつつも適切な外壁塗装工事が行えるよう、劣化が気になったら早めに専門の塗装業者に相談を行いましょう。

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